VANCHOBIKEのBMX完成車コダワリ組み立て
VANCHOBIKE から全国にお届けするBMX完成車は、お客さまが安心してBMXを楽しんでいただける様、1台1台妥協なく丁寧にコダワリを持って組み上げております。
どんなコダワリなのか?
なぜコダワリ組立をするのか?
BMX完成車は流れ作業で作られている工業製品です。その為1台1台にクセ、バラつきがあります。そこでVANCHO BIKE は最初に全てのパーツを取り外し、一から組み上げる事でクセやバラつきを修正。時間はかかりますが、そうする事で自転車が本来持っている性能を極限まで引き上げる事が出来るのです。
これがVANCHO BIKE の完成車組立ポリシー(方針)なのです。
BMX完成車コダワリ組立 作業工程
全てのパーツを取り外し、一から組み上げる事でクセやバラつきを修正します。
-
BMX完成車はこのダンボールの箱に入ってメーカー工場からVANCHO BIKE へ送られて来ます。
-
箱を開けるとこのように70%組み上がったBMXが入っています。
-
作業台に乗せて、このまま組み上げる事も出来ますが、、、
-
全てのパーツを取り外し、一から組み上げる事でクセやバラつきを修正します。
ハンドルバーの動きをスムーズにするヘッドチューブ椀のフェイス(面だし)加工!
-
ヘッドチューブの上下にはベアリングを乗せる椀(わん)があります。フレームは工場で溶接機を使っ て造るのですが、その溶接した際に出る熱によって椀が歪んでしまう事があります。
下の写真の椀を見るとオレンジの塗料が付いているのが分かります。このように椀に塗料が付いている事だけで上下の椀は均一ではなくなります。上下の椀が均一でないとベアリングは上手く動かないので結果ハンドルがスムーズに動かなかったりガタが出てしまいます。 -
でも、この工具を使って歪んだ部分や塗料を削り、
-
ひっくり返して下の椀も削ると、
-
上下の椀が均一になりベアリングが上手く機能してハンドルバーはスムーズな動きになります。
正確な位置に車輪を付ける為のフレーム/フォークのドロップエンド左右対象チェック!
-
ドロップエンド(車輪を付けるプレート)もフレーム/フォークを造る際に溶接の熱によって歪んで左右対象でない場合があります。もしドロップエンドがズレてる状態で車輪を付けると車輪は真ん中に来ないので走行時に安定しません。
またブレーキのタッチや効きも落ちてしまいます。そこでドロップエンドが左右対象かを専用工具でチェックします。左右対象でない場合はもちろん技術を使って左右対象にします。こうする事で正確にフレーム/フォークの真ん中に車輪が付けられるので走行時バイクは安定しますしブレーキの効きもよくなります。 -
フォークもこの様に専用工具を使って左右対象かチェックします。
サビからBMXを守るフレーム/フォーク/ハンドルバーの防錆加工!
-
湿度の高い日本の夏は金属で出来ているフレーム等は錆び(サビ)やすくなります。塗装してある表面はまだいいのですが、塗装されてない内側は錆びやすく金属の強度が落ちクラック(ヒビ割れ)が入りやすくなります。
そこで防錆スプレーをする事で錆びからフレーム等のパーツを守ってくれます。
超高級グリス!ワコーズWR959でベアリングのグリスアップ!
-
レース用のバイクや車に使われているグリス、ワコーズWR959!
耐久性、耐熱性に優れたこの超高級グリス(1kg ¥16,800)を全てのベアリングに投入します。
回転が良くなる事はもちろん、ベアリングの寿命も伸ばしてくれます。
快適な走りにする為の、前後車輪チューニング!
-
工場で造られた車輪は機械で組まれています。機械で組まれた車輪はリムがフレていたり、スポーク のテンション(張り)が弱かったりします。そのような状態の車輪で走行すると自転車は安定しないのは勿論、リムが曲ったりスポークが折れたりして車輪を壊してしまいます。
その様な事にならないように、フレ取り台に車輪を乗せスポークレンチを使ってリムのフレを取ります。フレを取りリムが左右均等になった車輪は回転が安定しますので走行時に快適になります。またブレーキのタッチ、効きも良くなります。 -
こちらはスポークのテンションを専用工具でチェックしている所です。
テンションのきつい所は緩め緩い所は締める、こうする事でバランスの取れたれた車輪に調整します。 -
リムのスポーク穴にチューブが当たってパンクしないようにリムテープを間にいれてパンクを避ける のですが、もっとパンクを成り難くするために幅の広い高級リムテープに交換します。
-
これで車輪はバッチリです。
ブレーキのチューンアップ!
-
BMXのブレーキはシンプル構造なのですが、ただ取り付けるだけではブレーキは全然効きません。そこでしっかりブレーキが効くためにこの様なチューンアップをします。
金属で出来ているブレーキケーブルのアウター(外側)とインナー(内側)はブレーキレバーを引いた際に摩擦が起きるのでレバーの動きが重くなります。なので摩擦を減らすためにテフロンオイルを注入してレバーの動きをスムーズにします。 -
左右のブレーキパッドがリムに当たるタイミング、当たる角度を入念にチェックし、パッドがリムに当 たる角度をよくする為にシムを使って微調整します。
これらの調整する事でレバーの引きの軽さ、ブレーキのタッチ、効きが良くなります。 -
これらの作業工程を経て遂に完成!
妥協なく丁寧に組み立てたこの1台に掛かる時間は約4時間っ!(もっと掛かる事も)時間もコストも掛かりますが、どうしたらお客さまが安心して通信販売でBMXを購入出来るか?をVANCHO BIKE が真剣に考えた結果が、この完成車コダワリ組立でした。
VANCHO BIKE は真面目に整備したBMXをお客さまにお渡しする事を約束します。